年賀状でたどる私の絵の経歴:4

 平成2年・1990年             清里高原・清泉寮(ペン画)

       暗い話題が、世間を浮き立たせ始める

       今までの繁栄は、戻る、と信じながら

       いたたまれず、癒しを求める 

 

 平成3年・1991年              鎌倉文学館(ペン画)

       この年、本社内で異動あり、未経験の分野へ

       いよいよ、合理化の波が波打ち際まで

       

 平成4年・1992年       国立駅を大学通より遠望(ペン画)

       畑違いの仕事にもようやくなじんでくる

       合理化の波は、容赦なく押し寄せてくる

       せめて、自分の城は、自分で守らなくては

 

 平成5年・1993年           軽井沢・三笠ハウス(ペン画)

       NHK教育テレビで「油絵教室入門」が放映され、毎回見るようにしていた

       この建物をモチーフにした場面を見て、自分も行く

       何と乗せられやすい性格なんだ

       後で見た同僚が「ダクトの位置がおかしい」という

       どうだっていいじゃない、絵なんだから

 

        気が向くと、10枚くらい、着色した

        これが災い? を招くとは・・・

 

 平成6年・1994年     現在は、国立近代美術館工芸館(ペン画)

       バブル崩壊の余波は、とどまることなく、押し寄せる

       仕事では、打開を模索するため、全国各地を飛び回る

       多忙な中にも必死にもがく充実感があった

 

          10枚程度着色した

          人によって、着色したものがあることが発覚

          言い訳に苦労した

          着色は止めにした

          時は、羽田内閣から村山内閣へ

                 

この記事へのコメント

  • チャッピィー

    おはよう御座います。
    今日の掲載為さった年代は・・賀状の絵に安定感を
    強く感じました・・全てが順風満帆で進んだ時期ですかね。
    1993年の着色為さった絵は特に素敵ですね・・・
    今日も有り難う御座いました・・・朝から素敵な賀状沢山見られて
    感謝です・・
    2007年12月13日 06:16
  • よしあき・ギャラリー

    チャッピィー さん
    おはようございます。
    いつも、nice そして 素敵で嬉しくなるコメントをいただき、ありがとうございます。
    そうですね、景気が悪い中、気持ちは乗っている時期だったと思います。
    さすがに、絵をご覧になって、その感じがご理解いただけるとは、恐れ入ります。
    すみません、今朝、チャッピィーさんのページへお邪魔したのですが、nice,
    コメント、欄閉じておられますか?
    なかなか、タイミングがつかめず、失礼しております。
    2007年12月13日 06:49
  • よしあき・ギャラリー

    manamana さん
    おはようございます。 
    nice ありがとうございます。
    2007年12月13日 06:53
  • manamana

    着色と無着色で職場でトラブルになったのでしょうか。
    色の付いたものもきれいです。
    絵の美しさに反して厳しくなるコメント、
    絵を描く楽しみがあって、乗り越えてこられたのですね。
    2007年12月13日 06:55
  • skullmania

    着色したものもキレイだから、もらえなかった方は残念だったんでしょうねぇ。
    2007年12月13日 10:02
  • よしあき・ギャラリー

    manamana さん
    コメント、追加、ありがとうございます。
    色つきをランダムで入れたのですが、たまたま、同僚の中に1枚、当り!
    「何であいつに色がついて、俺にはないんだ」、いやそれは・・・。他愛もない話です。以来、公平に。
    何か、別のものに集中するものがないと、ストレスの残る、そんな時代でした。
    2007年12月13日 10:36
  • よしあき・ギャラリー

    今でも、付き合いは続いているので、時々、チクリ、とやられています。
    何でも、黙っていられるよりは、言ってくれる関係はありがたいですね。
    2007年12月13日 10:39
  • satoshi_

    着色、モノクロがばれるというのはそれだけ関心が高かったということですね。
    今ならパソコンで取り込んで印刷するのは簡単ですが、以前は大変なことだったと思います。原画をはがきに印刷していたんですか?
    2007年12月13日 11:27
  • よしあき・ギャラリー

    オデコ さん
    こんにちは。nice ありがとうございます。
    2007年12月13日 12:58
  • よしあき・ギャラリー

    satoshi さん
    こんにちは。
    nice & コメント ありがとうございます。
    モノクロ原画を印刷し、上から透明水彩で着色していました。
    結構、楽しんでやっていました。
    2007年12月13日 13:02
  • enosan

    着色するか しないかで差別したように受け取られたんですか、そうかもしれないですね。今だったらそんなことにならなかったでしょうに。
    2007年12月13日 13:55
  • よしあき・ギャラリー

    enosan
    こんにちは。もう、お帰りになったのですか。
    nice & コメント ありがとうございます。
    幸い、勝手知ったる仲間うちでよかったです。
    2007年12月13日 15:08
  • よしあき・ギャラリー

    takagaki さん
    nice、いただき、ありがとうございます。
    2007年12月13日 18:00
  • こんばんわ。
    絵の経歴を1から4まで見て、それぞれ描き方に工夫されてますね。
    時代の流れをしみじみ感じますよ。
    2007年12月13日 21:25
  • つなみ

    おはようございます。
    年賀状をこうして並べていくと、その時々の色々な思い出がたくさんたくさんありますよネ~。絵を描くって心模様も反映されていくのですね。それはやっぱり、魅惑、という一種のトランスかな、って思いましたデス。
    2007年12月14日 00:19
  • よしあき・ギャラリー

    S・N・O さん
    おはようございます。
    nice & コメント ありがとうございます。
    これでは、絵の経歴というより、自分史ですね。こんな筈ではなかったのですが、絵を見ながら書く記事は思い出話となってしまいました。
    2007年12月14日 06:34
  • よしあき・ギャラリー

    つなみ さん
    おはようございます。
    nice & コメント ありがとうございます。
    そうなんです。こうして、年賀状を透して振り返ってみると、その時々の気持ちが反映されていますね。もっと、客観的な自分の絵の経歴を述べるつもりだったのですが、結果は自分史です。当初の意図とは程遠いものとなっています・・・。
    2007年12月14日 06:41
  • よしあき・ギャラリー

    schnitzer さん
    おはようございます。nice、ありがとうございます。
    2007年12月14日 06:43
  • よしあき・ギャラリー

    Hide さん
    おはようございます。nice ありがとうございます。
    2007年12月15日 06:38